ホテルの管理職にはどんなものがある?仕事内容や年収は?日本で活躍したい外国人向けに分かりやすく紹介!

ホテル 管理職

日本のホテルでは、サービスの質を高め、スタッフが気持ちよくはたらけるようにまとめる「管理職」がとても重要な役割を持っています。お客さまに快適な時間を過ごしてもらうためには、現場を指揮し、スタッフを支えるリーダーが欠かせません。

この記事では、ホテルの管理職にはどんな種類があるのか、仕事内容や求められるスキルについて分かりやすく紹介します。管理職に就くために必要な在留資格も紹介するので、日本でキャリアアップを目指す外国人の方はぜひ参考にしてみてください。

管理職のほかにも、ホテルにはさまざまな職種があります。詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください!
【外国人向け】ホテル業界の職種を紹介!特定技能「宿泊業」でできる仕事はどれ?

ホテルの管理職の種類と仕事内容


ホテルには、全体をまとめる立場から各部門を担当する立場まで、いくつかの管理職があります。それぞれの役割を知ることで、将来どのポジションを目指したいかが見えてきます。

ここでは、主な3つの管理職を紹介します。

①総支配人(ゼネラルマネージャー)

総支配人そうしはいにん(ゼネラルマネージャー)は、ホテルの最高責任者であり、全体の運営を統括します。利益を上げるための戦略を立てたり、サービスの品質やスタッフがはたらきやすい環境を整えたりすることが主な仕事です。
また、宿泊・料飲・営業など各部門の責任者と協力し、ホテル全体がスムーズに運営されるように調整する役割も担います。

  • 経営計画の立案と実行
  • 売上やコストの管理
  • お客さま満足度を高めるための取り組み
  • スタッフの育成や組織づくり

ホテルによっては、総支配人を補佐する副総支配人ふくそうしはいにんが配置されていることもあります。副総支配人は、総支配人の指示のもと、各部門と連携しながらホテルの運営をサポートします。総支配人がいないときには代理として全体の指揮を取り、緊急時の対応なども行います。

②支配人(マネージャー)

支配人しはいにん(マネージャー)は、総支配人のもとでホテルの各部門全体をまとめる役割を担います。ホテルの規模によっては、支配人がホテル全体の運営を任されることもあります。
現場に近い立場で、スタッフの勤務状況やサービスの品質をチェックし、お客さまとスタッフの両方が満足できる環境をつくります。

  • スタッフのシフト作成や指導
  • お客さま対応、クレーム対応
  • 売上管理や在庫確認
  • 現場の改善提案や運営報告

また、支配人の下に副支配人ふくしはいにんがいるホテルもあります。副支配人は、日々の業務管理やスタッフ教育など、支配人のサポート役として活躍します。経験を積んで支配人に昇格するケースも多く、キャリアアップの第一歩として重要なポジションです。

③部長・部門長

部長ぶちょう部門長ぶもんちょうは、宿泊・料飲・営業などのさまざまな部門をまとめる役割を持ちます。各部門の業務がスムーズに進むように管理し、目標達成に向けてスタッフをみちびきます。現場での経験を積み重ねることで、部長・部門長へと昇進するケースが多いです。

  • 各部門の業務管理
  • スタッフの教育
  • 他部門との連携、情報共有
  • 売上やサービス品質のチェック

ホテルの管理職になるために必要な在留資格


外国人が日本ではたらくためには、仕事内容に合った在留資格を取得しなければなりません。

ホテルで管理職としてはたらける在留資格には、主に以下のようなものがあります。

  • 技術ぎじゅつ人文知識じんぶんちしき国際業務こくさいぎょうむ
  • 経営けいえい管理かんり
  • 高度専門職こうどせんもんしょく
  • 特定技能とくていぎのう2ごう宿泊分野しゅくはくぶんや
  • 定住者ていじゅうしゃ
  • 永住者えいじゅうしゃ

ホテルの管理職としてはたらく場合、一般的には「技術・人文知識・国際業務(技人国)」の在留資格で就くケースが多いです。
また、定住者や永住者は就労制限がないため、管理職だけでなくフロントやレストラン、清掃など、現場職にも自由に就くことができます。
特定技能の場合は、1号で現場の経験を積みながらチームの指導やリーダー的な役割を経験し、2号へ移行することで管理職としてはたらくことができます。

このように、在留資格によって取得の条件やキャリアパスは異なりますが、経験と意欲次第で管理職として活躍する道があります。

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ホテルの管理職に求められるスキル


ホテルの管理職には、現場をまとめ、チームをみちびくための力が求められます。
ここでは、管理職として特に大切な4つのスキルを紹介します。

リーダーシップ

多くのスタッフをまとめ、同じ方向へみちびくためには、高いリーダーシップ力が欠かせません。
ホテルの現場では、急な予約変更やトラブルなど、予想外のことが起きることもあります。そんなときこそ落ち着いて判断し、チーム全体をまとめる力が求められます。

リーダーシップとは、ただ指示を出すだけではなく、スタッフ一人ひとりを理解し、やる気を引き出すことでもあります。小さな成果をしっかり評価し、安心して意見を言い合える雰囲気をつくることが、良いチームづくりにつながります。

コミュニケーション能力

ホテルでは、お客さまとのやりとりだけでなく、スタッフ同士の協力も欠かせないため、コミュニケーション能力が求められます。
特に管理職は多くの人と関わる立場にあるため、相手の意見をしっかり聞き、自分の考えをわかりやすく伝える力があると活躍しやすいです。
お客さまやスタッフに対してていねいに接し、信頼を築くことで、職場全体の雰囲気が良くなり、チームとしての力も高まります。

また、海外の取引先や観光関係者とのやりとりを通じて、新しい人脈を築ける可能性もあります。異なる文化を理解しながらスムーズに会話できる力は、ホテルの国際的な発展において大きな強みとなるでしょう。

語学力

ホテルには、日本人はもちろん、海外からのお客さまも多く訪れます。英語を中心に、中国語、韓国語、ベトナム語など、さまざまな言語で対応する場面があるため、コミュケーション能力だけでなく語学力も大きな強みとなり、現場でも活躍しやすいです。
管理職は日本人スタッフを指導する立場でもあるため、日本語能力も求められます。外国語と日本語を使い分けながらスムーズに意思疎通できる人は、ホテル内で信頼を得やすくなります。

また、海外の旅行会社や取引先とスムーズにやりとりできることで、ビジネスチャンスの拡大にもつながります。外国語を使って商談を進めたり、海外からの団体客の受け入れを調整したりする場面でも、この語学力が活かされます。

さらに外資系ホテルでは、海外本社や系列ホテルとの情報共有、マーケティング戦略の提案などに関わることもあります。語学力を活かして社内外で積極的に意見を発信できる人は、国際的なホテル運営の中で重要な役割を担うことができます。

マネジメントスキル

マネジメントスキルとは、スタッフ一人ひとりの能力を理解し、適切に仕事を割り振ったり、問題が起きたときに解決策を考えたりする力です。「人」「お金」「時間」を上手に管理し、チームが最大の力を発揮できるようにするために大切なスキルです。

また、外国人スタッフと日本人スタッフの考え方に違いがあるとき、どちらの立場も理解できることは、外国人管理職ならではの強みです。これまでの日本での生活や自国での経験を生かし、新しいアイデアを出すことで、チームが気持ちよくはたらける環境をつくることができます。

マネジメントとは、人を動かすことではなく、人が自分の力を発揮できるように支えることです。文化の違いを理解し、柔軟に対応できる外国人管理職は、これからのホテル業界にとって欠かせない存在となるでしょう。

ホテルの管理職の年収はどれくらい?


一般的に、ホテルの管理職の年収は400〜600万円前後が相場とされています。
ただし、担当する役職やホテルの規模、地域によって大きく異なることがあります。
中小規模のホテルと比べると、都市部の有名ホテルや外資系ホテルでは年収が高い傾向です。インセンティブや役職手当が加わることもあり、総支配人クラスで年収が1,000万円を超えることもあるようです。

日本の法律では、外国人であっても日本人と同じ労働条件・報酬でなければならないとされています。そのため、外国人が管理職に就く場合でも、同じ役職や能力を持つ日本人の年収が目安となります。複数の外国語スキルがある外国人は評価されやすく、平均よりも高い給料をもらえるケースもあります。

すでにホテルではたらいている人は、資格取得や語学力を高めることで年収アップが期待できます。ホテル業界の年収について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください!
ホテル業界の年収は安い?高い?日本で働きたい外国人向けに解説!

外国人もホテルの管理職を目指せる!経験を積んでチャンスをつかもう


今回は、ホテルの管理職の仕事内容について紹介しました。
ホテルの管理職には、総支配人、支配人、部長・部門長といったさまざまな役職があり、それぞれの立場で大切な役割を担っています。
どの管理職にも共通して求められるものは、リーダーシップやマネジメント力、スタッフやお客さまと良い関係をつくるコミュニケーション能力です。さらに、外国人のお客さまやスタッフが多いホテルでは、語学力や異文化への理解も大きな強みとなります。

また、日本でのホテルで管理職としてはたらくには、技術・人文知識・国際業務をはじめ、定住者や永住者などの在留資格が必要です。特定技能からのキャリアアップも可能なので、経験を重ねて在留資格を変更すれば、より高い立場ではたらけるチャンスが広がります。

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