【外国人向け】よく使われるカタカナのビジネス用語をわかりやすく紹介!

カタカナ ビジネス用語

日本のホテルではたらくと、普段の会話やミーティングなどで、カタカナのビジネス用語をよく耳にします。英語がもとになっている言葉が多いですが、日本独特の使われ方をするものもあり、意味がわかりにくいと感じる人もいるのではないでしょうか。意味を知らないままにしておくと、仕事の指示が理解できなかったり、間違った対応をしてしまうこともあります。

この記事では、よく使われるカタカナのビジネス用語をわかりやすく紹介します。仕事をスムーズに進めるために、ぜひ参考にしてみてください。

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よく使うカタカナのビジネス用語


日本の職場では、日常的にカタカナのビジネス用語が使われます。普段の会話やメールの中で使われることも多いため、意味を知らないと困ってしまうことがあります。

ここでは、特に覚えておきたいカタカナのビジネス用語を紹介します。

リスケ

リスケは、英語の「リスケジュール(reschedule)」の略で、予定を変更することを意味します。会議や面談、商談などの日程を調整したいときに使われます。


「明日のミーティングはリスケでお願いします。」

タスク

タスクは、やるべき仕事や作業のひとつひとつのことです。ミーティングに必要な資料づくりや、メールの返信、データの入力など、任された仕事をタスクと呼びます。


「今日のタスクはすべて終わりました。」

アポイント

アポイントは、英語の「アポイントメント(appointment)」を略したもので、主に人と会う約束のことをいいます。ビジネスの場では、打ち合わせや営業先との商談を指すことが多いです。
さらに短く「アポ」ということもあります。


「来週、○○社とのアポが取れました。」

アテンド

アテンドは、お客さまや上司などに付き添って案内することです。取引先に同行したり、会場で案内役をしたりする場面で使われます。
英語では、attendは「出席する」という意味で使われ、日本のように「案内する」「付き添う」といった意味では使われません。


「今日は取引先の○○さまがいらっしゃるので、アテンドをお願いします。」

フィードバック

フィードバックは、相手の行動や成果に対して意見や評価を伝えることです。主に上司から部下へ、仕事の内容を振り返るときに使われます。


「先週のプレゼンについて、上司からフィードバックをもらいました。」

マスト

マストは、英語の「must」が由来で、絶対にやらなければならないことを意味します。タスクの優先度を示すときによく使われます。
英語ではひとつの単語として使うことはありませんが、日本のビジネスでは、「必ずやらなければならない仕事」を指す言葉として使われます。


「お客さまへのご連絡はマストなので、忘れずにお願いします。」

デフォルト

デフォルトは、さまざまな意味を持ち、業界によって使われ方が異なります。ビジネスでは、標準ひょうじゅん」や「通常つうじょう」の意味で使われることが一般的です。「デフォ」と略して言うこともあります。


「報告書は、このフォーマットに沿って作成することがデフォルトです。」

レスポンス

レスポンスは、返事や反応のことで、主にメールなどの連絡のやりとりについて話すときに使われます。
「レス」と略されることもあります。


「お客さまからレスがないので、こちらから再度連絡します。」

コミット

コミットは、「結果を約束する」「責任を持って取り組む」という意味を持ちます。仕事の中で、上司やチームに対して自分の決意を伝えるときに使われます。
英語では、commitは「罪を犯す」「資金を投じる」といった幅広い意味を持ちますが、日本では努力や責任、達成への決意を意味する言葉として使われています。


「目標の予約数を達成できるようコミットします。」

アジェンダ

アジェンダは、「予定表」「計画」「議題ぎだい」という意味を持ちます。ビジネスでは、主に会議で話す内容や予定をまとめたものを指すことが多いです。


「明日のミーティングのアジェンダをメールで送っておきます。」



コンプライアンス

コンプライアンスは、「法令遵守ほうれいじゅんしゅ」という意味で、会社のルールや法律を守ることを指します。不正をしない、ハラスメントをしないなどもコンプライアンスに含まれます。「コンプラ」と略すこともあります。


「お客さまの情報を外部に出すと、コンプライアンス違反になります。」

キャパ

キャパは、英語の「キャパシティ(capacity)」を略したもので、「容量ようりょう」や「収容能力しゅうようのうりょく」という意味です。ビジネスでは、自分が対応できる仕事の量や体力の限界を表すときにも使われることがあります。


「この会議室のキャパは150人です。」
「この仕事は、わたしのキャパを超えています。」

ベネフィット

ベネフィットは、利益りえき「良い点」「得られる価値」のことです。商品やサービスの説明、提案の中でよく使われます。


「このサービスのベネフィットは、コストを大幅に下げられることです。」

ノルマ

ノルマは、ロシア語のが由来の言葉で、達成すべき仕事の目標のことをいいます。主に営業や販売の仕事で、売上や件数などの目標を表すときに使われます。
英語では「quota」が近い意味を持ちます。


「今月のノルマは30件の契約を取ることです。」

エビデンス

エビデンスは、「証拠しょうこ」や「根拠こんきょ」という意味を持ち、意見が正しいことを示すためのものです。会議などで何かを提案したり、説明したりする場面でよく使われます。


「今回の提案について、エビデンスはありますか?」

カタカナのビジネス用語の意味を正しく覚えよう!


今回は、よく使われるカタカナのビジネス用語を紹介しました。
ビジネスでは、「リスケ」や「アポ」などのカタカナの言葉が日常的に使われます。それぞれの意味や使い方を正しく知っておくと、仕事がスムーズに進みやすくなります。最初はむずかしく感じるかもしれませんが、少しずつ覚えていきましょう。

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